【要約】思考の整理学

名著らしいが、1983年に出版ということもあってか、現代ではちょっと合わないと感じる部分も多かった。仕方ないが。

学校が熱心になればなるほど、また知識を与えるのに有能であればあるほど、学習者を受け身にする
ものを考えるのに、時間を選ぶことはないと思っている人が少なくないが、食事後がよろしくないのははっきりしている。寝て疲れを取った後、腹に何も入っていない朝のうちが最高の時間
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない
対象を正視し続けることが思考の自由な働きを妨げる
思考の整理というのは、低次の思考を、抽象のはしごを登ってメタ化していくことに他ならない
手帖のなかにあったアイデアをノートに移してやると、それだけで新しい意味を帯びるようになる。もとのまわりのものから切り離されると、それまでとは違った色に見えるかもしれない
とにかく書き出すと、書くことはあるものだ。おもしろいのは、書いているうちに頭の中に筋道が立ってくる
心は遊んでいる。こういう状態が創造的思考にもっとも適している
無我夢中、散歩中、入浴中。いい考えが浮かぶ状態、いずれもなにかの最中
一般化してなるべく普遍性の高い形にまとめておくと、同類のものがあとあとその形と照応し、その形式を強化してくれる