ダニ取りシートについて思うことがある。
これまで色んなテーマについて調べたことがあったが、今回はダニ取りシートについて調べた。
自分でダニ取りシートの比較サイトを立ち上げるにあたり、Amazonなどでよく見かけるダニ取りシートを片っ端から取り寄せてみた。
一番はじめに感じたことは、まあ値段がピンキリなこと。
ぶっちゃけ自分で使ってみた機能や効果は、ほぼ差がなし。
つまり商品本体自体の原価はどれも似たりよったりだが、粗利や広告宣伝費をどれだけ乗せてるかで、小売価格が全然違う。
別にこれはダニ業界に限ったことではなく、あらゆる業界でこのような商品ごとのギャップはあるのだが、いざ自分で同様の商品を横並びで20個近くも買うと、あらためて思い知らされる。
CMなどでも見かける所謂大手である、アースやキンチョーが出しているダニグッズは比較的安価。500円から高くても1000円程度。
これがダニピタ君、ダニ獲りロボあたりになると途端に5000円オーバー。
ディスプレイ、リスティング、ASP、SNSあたりを使っての広告宣伝費が乗っかってきているからだと思われるが、消費者としてはやはり高い。
どれも数千円の商品ばかりなら目立たないが、大手アースやキンチョーが数百円レベルなので、余計に高価格が目立つ。
圧倒的な、誰がどうみても使っても瞬間的にわかるくらいの機能差があれば別だが、実際そうでもない。多少、特許技術の有無などあるが、そうそう大きく変わるものでもない。
つまり広告主にとっては、ナニを作るかではなく、どう売るかにフォーカスされている。ずば抜けた品質ではなくそこそこでも、売り方さえ、マーケティングさえあってれば、その穴を補完するどころか凌駕し、ヒット商品に化けさせることが可能ということだ。
もちろん消費者がフォーカスしているのは、どの商品が本当にダニ駆除能力が高いのか、コスパはどうかということなのだが。
というか、いまアースの業績を見てみたらちょっとびっくり。2018年なにがあったの?急降下。直近20年では売上高は過去最高の1,800億。でも利益が過去最低の10億。
海外勢に押されているか?いやでも、たしかむしろ日本の害虫駆除メーカーは海外シェアを伸ばしているという話のはずだったが。国内の競合にシェアを奪われているのだろうか。
話は戻るが、やはり自分で比較サイトを立ち上げる=業界を勉強する、ことになるのでおもしろい。今回立ち上げたダニ取りシートおすすめのサイトも軌道に乗ってくれることを願う。