ディズニーデジタルネットワーク(DDN)、ディズニーが独自アドネットワーク構築へ

ディズニーデジタルネットワーク広告

テーマパーク運営での収益は微々たるものに過ぎず、利益の大半はキャラクターライセンス事業から得ていると言われるディズニー社。

これまでネット広告の活用には消極的でしたが、2018年は本腰を入れてきそうです。ディズニーにとって新たな収益源になりえるのか?

ディズニーデジタルネットワークとは

ディズニー・デジタル・ネットワーク(Disney Digital Network:以下DDN)とは、ディズニー社が独自で構築するアドネットワークです。

自社媒体や提携インフルエンサーなどをベースにしているようですが、主に自社ディズニーアプリ、ソーシャルネットワーク、公式YouTubeチャンネルなどが面(配信先)になると見られています。

DDNの強みとしては、世界的に見ても圧倒的知名度のあるディズニーキャラなどが登場する媒体に、クライアントの広告配信をすることができること。熱狂的なファンも多いので、おそらく一般的なネットワーク(アドセンスなど)に比べると、広告効果は高くなると思われます。

ここからは勝手な僕の推測ですが、おそらくクライアントも獲得系(CV重視)ではなく、ブランディング系出稿がメインになるのではないでしょうか。面との相性を考えると、ブランディング向きかなと思えます。

当然DDN側にも審査があるので予算があったとしてもすべてのクライアントをOKするはずはないでしょう。相性でいえばマリオやポケモン、キティちゃんなどの広告は効果高いと思われますが、ディズニーにとっては競合ともなりえるためNGとするかもしれません。

そうなると・・・

テレビCMを流しているような有名企業による動画配信が考えられますが、ぱっとどんなクライアントが適切かは想像つきません。三大ドイツ車(ベンツ、BMW、アウディ)はここ最近、デジタル上での露出を強めていると見られますが、これらのクルマメーカーでもクライアントに成りえるのでしょうか。

どのような広告が流れてくるのかは楽しみです。

独自特化は成功するのか

日本でいえば、化粧品領域No.1のアットコスメによる独自ネットワーク「impAct(インパクト)」や、ゲームアプリ特化の「GAMEFEAT(ゲームフィート)」が登場しました。

2015年くらいまでは元気でしたが、最近ではほぼ失敗に終わってしまったように見えます。

世界的知名度を誇り規模も違うディズニー社が仕掛けてくるので、今回の話は別かもしれませんが、意外とそれほど広がらないという未来もなくはないと思っています。

アドネットワークって「面(配信先)」と「主(クライアント)」を質・量ともに絶妙なバランスで構築しないと歪みが生まれ、結果的に誰も儲からないという事態を招いていしまう可能性がありますからね。

最後に

今年中にどこかで娘とディズニー行こう。

激混みするハロウィンシーズンが終わってからかな。

前回行った時の様子はコチラ↓
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