【要約】先取り株式投資

本の要約/格言

相場というものはある日突然動き出すもの。それは材料が突然変化するからではなく、時間をかけて徐々に変化してきた材料に対して、市場が突如注目度を高めることによって起こることがほとんど
シナリオが外れていたにもかかわらず利益が出ていた場合は、未練を残さず手仕舞いすること。たまたま運が良かっただけ
相場はあなたの価値観では動かない。相場はあなたのの価値観や考えに従って、常に動いてくれるわけではない
「複数回トレードしたとしても、常に同じになるようにする」ある時はポジション多く、ある時は少なくというのではリスク管理にならない。自信がある時はポジション大きく取りがちだが、そもそも市場はあなたが自信を持っているかどうかなど考慮しない
金利下がる:金利敏感セクター(不動産、ノンバンク、電力、ガス)が物色されやすい
金利上がる:銀行、保険に注目
米国の方が日本よりも決算が早いため「同業種の銘柄(シェブロンやエクソンモービル)の決算に対する反応と、日本の石油精製業者の決算に対する反応は同じようになることが多い」という理由から、米国の同業種の決算内容を確認してから日本株の利益確定のタイミングを計るという後追いが可能であることも、石油精製業者に注目するメリット
日本の食用大豆のうち7割は米国からの輸入大豆。豆腐に使用されている大豆はほぼ米国産のnon-GMO大豆。国産大豆の生産県の5割が北海道
大豆価格上がる:非鉄、工作機械、鉄鋼セクター、中国関連銘柄(中国での売上比率が高いコマツ、安川電機、資生堂など)
大豆価格下がる:大豆を扱う食料品銘柄(キッコーマン、Jオイルミルズ、井村屋、不二製油、フジッコ)
日本のコーン国内生産は0%。日本で生産されるコーンは「穀物」ではなく、スウィートコーンに分類される。輸入先は75%が米国、25%がブラジル。エタノール向け、バイオ燃料としての需要も増加
コーン価格上がる:フィードワン、昭和産業のショート、上がる:これらをロング
ゴールド価格上がる:金鉱山、都市鉱山(住友金属鉱山、5857アサヒホールディングス都市鉱山やってる)
小麦は9割が輸入。51%がアメリカから、31%カナダ、18%オーストラリア。日本では政府が小麦を輸入し、製粉会社に販売する仕組み。政府買い付け価格というものがある。製粉会社は備蓄対策事業によって、2.3か月分は備蓄義務がある。政府受渡価格が上昇すると、備蓄分の利益率が上昇する
小麦価格上がる:日本製粉
小麦価格下がる:山﨑製パン

新たな勉強になった箇所も多いが、うーむとなるとこも。

たとえば

ハリケーンの到来には、十分な注意が必要

という記述があって、日本にいながらアメリカの天気も追わなきゃいけないの?原油とか小麦の指数追うだけでも大変だわと思ったのが正直なところ。

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