【要約】DIE WITH ZERO(ゼロで死ぬ)

これまで稼ぐ系の本はたくさん読んできたけど、今回のように「いっぱいお金を使う」路線のものは初めて。

税理士さんがプレゼントしてくれたから読めたが、もしかしたら数年間この考え方に出会わなかったかもしれない。税理士さん、そして本、縁と出会いに感謝。

見開き一発目、以下のひとことでもうギクっとしたよね。いかに自分が拝金主義でここ数年来てたか。

人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ
今しかできないことに金を使う
金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうことの方がはるかに大きな問題
人生は経験の合計値
元の経験から副次的に生まれる経験は、まさに記憶の配当
繰り返し思い出すことで、元の経験よりも多くの喜びが得られることだってある
年を取れば取るほど、行動に移せる経験の種類は減っていく
「必要以上に稼ぐために働くこと」をやめるのは難しい。なにしろ働けば「金」という社会に公然と認められた形の報酬が得られるからた
時間を取り戻す術はない
せっかく得点を増やしてライフを獲得したのに、そのライフをわざわざ捨ててしまうようなものだ。そのライフがあればもっとマリオを操ってもっと冒険できる
最後の数日、数か月を生き延びるのに必要な医療費を貯めるために、人生の貴重な数年間を犠牲にしてまで働きたいと思うか?
「ゼロで死ぬ」とは金だけの問題ではない、それは時間の問題でもある
相続させたい金と、偶然相続させることになる金を混ぜ合わせるべきではない ※子供に相続するなら、自分が死ぬ時ではなく、子供が最も必要そうな時期(結婚や家購入など)がベスト
譲り受けた財産から価値や喜びを引き出す能力は、年齢とともに低下する
何かを楽しむには、最低限の健康が必要になる
金に価値があるのは、それを使って “有意義な経験” ができるからだ
子供の人生を豊かにするのは「金」ではなく、一緒に過ごした「経験」
経験から価値を引き出しやすい年代に、貯蓄を抑えて金を多めに使う
先送りすることで楽しみが増える経験もある ※ラスベガスは20代の時より、40代の方が使えるお金が多く楽しめるなど
「金」「健康」「時間」の3つすべてが同時に潤沢に手に入ることはめったにない
年齢を問わず、健康ほど、経験を楽しむ能力に影響するものはない
どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングはやってくる
最大の目標は、できるだけ金を増やすことではない。できる限り人生を豊かにすること
「リスクの大きさ」と「不安」は区別すべき

死ぬまでにやりたいことリストをあらためて作ろうと思った。そして健康を加味して、10年スパンのバケツで区切るというのもやってみよう。

せっかく得点を増やしてライフを獲得したのに、そのライフをわざわざ捨ててしまうようなものだ。そのライフがあればもっとマリオを操ってもっと冒険できる

という部分を読んで、思い出したブログ記事がある。

この世には、エリクサーを躊躇なく使える人間と、使えない人間がいるんだ。

僕のアイテムボックスにはエリクサーが溢れていた。じゃあ、バンバン使えばいいじゃん、と思うかもしれないが、そもそも終盤になるとそんなにピンチに陥ることもなく、さすがにラスボスで使うだろうと思ったけどそこまで追い込まれることもなく、普通にクリアできてしまった。

結局、「その時」は来なかったのだ。

これだよなーと。エリクサーいっぱいあんのに全クリしちゃうのは、活かしきれてないよなと。

俺もエリクサーは数えるほどしか使ったことないな。ラストエリクサーは1度も使ったことないかもしれない。バイオハザードでいうと救急スプレーを使うことすら迷ったりするよね、今でも。

死ぬまでにバシバシ価値を引き出していく、というスタイルをどの程度取り入れたらいいかは模索中。すぐにマネー貯め癖は抜けない。

 

【追記/2021年12月】

ドトールで仕事しているのだが、となりのおばあちゃん集団(推定75~80歳)がこんな会話している。

  • もう旅行行けないでしょ?もう行かれないよ
  • 若い時はよく行ったけどね
  • 車じゃないと行かれないよ(だれかに乗せてもらうか、バスツアーか)
  • 車いすはだめだよ、だれか押してくれる人がいなきゃね

真理や。

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